センチメンタリズム－とりあえず

Jun 01 Fri 2007 02:04
センチメンタリズム

70年代風の男たちは無造作に踊っている。
溢れんばかりの笑顔で、無表情に画面に釘付けている僕の目線の前で。
みんなが一つになる、カーニバルを思わせる派手な服装だった。
彼らの或人は、家庭を築き、列車の中で傍若無人のように泣いている子供を何人か作っているんだろう。
そして、薄明かりのなか、どこかでひそかに見ている人がいて、こういう無意味のつぶやきを放ち続けた。
もうすぐ50になるインドのダンサーだった男たちは、この温度のない目線を感じるのだろう。