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2013.01.21 花とアリス
筋☆2.5 エンタメ度☆3.5 音楽☆3 画面☆4 感動度☆3 思考度☆3
2004年岩井俊二監督作品。タイトルとおり、花とアリスというアダ名の仲良し女子高生にまつわる話。この二人の女子はある男子にめぐって三角関係に発展してしまい、古典的な友情と愛情の二択問題になった。
ごくごくありふれた話だが、人生で一番デリケートで多感な時期に巡り会えた物語こそが、一生の思い出になるんだろうな。
前半は鈴木杏と蒼井優、
二人の普通の女子高生のはしゃぎっぷりをたくさんカメラに収めて、
こじんまりとしたちっこい映画だなぁと思って見たら、思いもよらないことに堂々たるキャストが脇で次々出てきてびっくりした。
アリスがオーディションの場面だけでもルー大柴(シュールだな)、
虻川(当時まだブレイクしてなかっただろうな)、アジャコング(ぷっ)、叶美香(友情出演じゃないとキャラヤバそう)、
広末涼子、大沢たかお、アリスの母に相田翔子、母のボーイフレンドに阿部寛(!!)、
他にバレェ教師木村多江(この頃だと美人に見えたけどな)、脳医者テリー伊藤などなど、
キャスティングが小品映画に釣り合わないほど豪華だ…
というより、お正月の雑煮みたいにごちゃごちゃだ。笑。
それに、ダブルヒロインの鈴木杏は鳴かず飛ばずのままだが、
蒼井優は劇中でオーディションに受かり雑誌の表紙に出る結末のように実世界でも売れっ子として活躍中。
こういう風に一昔前の映画みたら、
芸能人の浮き沈みといった境遇が嫌でも目に入るよね。実に感慨深いものだ。
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