とりあえず

2012.04.01

My Week with Marilyn マリリン七日間の恋（台訳：夢露與我的浪漫週記）

筋☆2.5　エンタメ度☆3.5　音楽☆3.5　画面☆4　感動度☆3.5　思考度☆3

もはや鉄板と言っていいほど年と地位の差で結ばれた恋の話。ただし本作は七日間限定。地球で一番人気な女性芸能人と謳われたマリリン・モンローに、

年下の監督志望で撮影現場のパシリで甘んじてるフツメン。

UKでの撮影がうまく行かない中、フツメンの主人公はいつも落ち込むマリリンを励む。

口だけの励み言葉じゃ誰でもできるけど、

主人公は本当にマリリンのことを理解し、彼女の心強い味方になってくれる。

これって、結構勇気と根気がいると思う。

だって向こうは大女優で生意気だろうし、どうせ俺みてぇなフツメンを相手にしないって思われるじゃん。

それでも、ふとしたきっかけで二人は仲良くなり、普段味わえない楽しさを二人で共有する。

だが、マリリンはその時で既に既婚者であり、映画撮影が終わったらすぐアメリカに戻るもんだから、この恋は最初から成就するはずはない。

一瞬でも一生の美しい思い出になるのがこの映画のコンセプトだろう。

マリリンみたいな魅力的な女性でも、惜しみなくそのフェロモンを放っている。

要は、スマイル0円だ。笑。周りの雰囲気を一瞬に明るくするその感染力がすばらしい。

まさにいいことのためなら自分の出来る範囲なんでもやるタイプの人間だね。

女性としての美しさより、もっと能動的なものがマリリンの中に潜んでいるのだ。