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2010.10.05
ピノイサンデー(Pinoy Sunday)
筋☆3.5 エンタメ度☆3.5 音楽☆3 画面☆3 感動度☆2.5 思考度☆4
台湾に滞在するフィリピン出稼ぎ労働者を描いたこじんまりとしたギャグ映画。
外国にいると、やっぱり台北の街並みが恋しくなるよね。
ごちゃごちゃした看板とか、新旧問わずに小汚いビルの外壁とか。
でもこの映画では周到に台北の名物――無造作に散りばめた看板の汚らわしさを避けるせいか、
映像の台北らしさがちょっと欠けている。
地元の人間が台北の舞台裏を嫌でも知ってるから、
こういう撮り方が新鮮味があってウケると思う。
テーマ的には、台湾人の外国人労働者の接し方とか、タブー視されることや考えさせられることが多々あるけど、
考えずに見てもスラスラいけて、ギャグでゲラゲラ笑えるから、
かなりの良作である。
話題作りに必死で、中二病的で過剰な叙情や説教臭い邦画が多々ある中、本作はめずらしい清流だと思う。
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